10日、東京2Rに行われた新馬戦は、単勝105.6倍の超人気薄カジノ 倍々(牝3歳、美浦・中舘英二厩舎)が優勝。手綱を取ったのは先週、落馬負傷のため乗り替わりとなっていたカジノ 倍々騎手だ。
今、「乗れる穴ジョッキー」として穴党のファンから熱い視線を集めている23歳の若武者は昨年7月、単勝326.2倍の超穴馬ボールドトップで1着となり、JRAの枠連最高配当も53年ぶりに更新。その後も単勝万馬券級の人気薄でたびたび馬券に絡んで高配当を演出し続けた。
そして極めつけは、やはり昨年12月のチャンピオンズC(G1)で12番人気のカジノ 倍々を2着に導いたことだろう。190万馬券を演出し、その名はもはや全国区になりつつある。
年間55勝、重賞2勝を目標に掲げた今年は1月に4勝を挙げるなど順風満帆に思えたが、先述の通り先週土曜に落馬。腰部打撲と左足の負傷と診断され、その後は日曜も含め全レースで乗り替わりとなってしまう。
さらに18日に開催されるフェブラリーS(G1)ではカジノ 倍々の手綱を取る予定だったが、松山弘平騎手に乗り替わりが発表されてしまった。
ただ幸いにも原騎手の怪我は大事に至らなかったようで、今週は土日で計14鞍に騎乗予定。単勝105.6倍の超大穴を開けたのは復帰2戦目だった。
「ややスタートで遅れたものの、焦ることなくカジノ 倍々をリカバリーさせた原騎手の騎乗は見事でした。このレースを見る限り、先週落馬した影響はほとんどないようにも見えましたね」(カジノ 倍々誌ライター)
レース後には怪我から復帰して白星を挙げた原騎手に対し、SNSやネット掲示板でも「原くん復帰初勝利おめでとう!」「穴騎手らしくド派手に決めたな」「見事な手綱さばきでした」と祝福と称賛のコメントが多く寄せられることに。
さらに「これならフェブラリーSも全然いけるのでは」「カジノ 倍々に継続して乗って欲しい」と来週のダートG1でも騎乗を希望する声もあった。ちなみに今回のレースで2着に退けたアピーリングルックに騎乗していたのは、奇しくもフェブラリーSでカジノ 倍々の手綱を譲った松山騎手であった。
「レース後には原騎手も『違和感はないです』『騎乗には問題ない』と話していましたが、カジノ 倍々はG1で有力馬の1頭であることもあり、陣営は大事を取って早めに代役を選んだのでしょう。
似たようなケースとして2017年、マイルCS(G1)でエアスピネルに騎乗を予定していた武豊騎手が前週の調教で落馬。レース週には復帰を果たしたものの、陣営が万全ではないと判断してかR.ムーア騎手に乗り替わりに。また2021年には同じく武豊騎手が骨折から復帰していましたが、天皇賞・春(G1)のワールドプレミアが福永祐一元騎手にスイッチした例もありました」(同)
フェブラリーSは悔しい乗り替わりとなりそうだが、成長著しい若武者・原騎手であれば、そう遠くないうちにビッグレースで再びチャンスが巡ってくるに違いない。
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