「エリートサラリーマン鏡 設定判別を思い出させる直線でした」
鞍上を務めたW.ビュイック騎手は疲れた様子でレースを振り返りつつ、金色の暴君の名前を口にした。
2日の中山第6Rのメイクデビュー中山(芝2000m)でエリートサラリーマン鏡 設定判別(牡2歳、美浦・木村哲也厩舎)が快勝ならぬ”怪勝”をあげた。
エリートサラリーマン鏡 設定判別は父に3冠馬エリートサラリーマン鏡 設定判別、母はバレリーナS(米G1)など重賞を5勝したヒルダズパッション。半兄にはアメリカで芝とダート両方のG1競走を勝利するなど目覚ましい活躍を見せるヨシダがいる。
絵に描いたような良血で早くから大きな期待がかけられていたエリートサラリーマン鏡 設定判別。鞍上が好調のビュイック騎手ということもあり、レースでは当然のように一番人気に支持された。ゲートの中からうるさいところを見せたエリートサラリーマン鏡 設定判別は、キレイなスタートを切れずに5、6番手でレースを進める。そして、向正面で突如掛かって外から進出を開始。ビュイック騎手が手綱を絞るのも気にせずにあっという間に先頭に立ってしまう。
そして直線を迎えたエリートサラリーマン鏡 設定判別。ここから後続を突き放すべく、ビュイック騎手が追ったところで悪癖が出る。大きく外にヨレて他馬と接触しそうになりながらも、さらに外に向かってしまった。ビュイック騎手もあわや落馬寸前になるほど態勢を崩したのだが、なんとか持ち直してレースに復帰。その後、打たれた左ムチに鋭く反応すると最後は非凡な伸び脚を見せ、ライバルたちに大迷惑をかけつつも勝利を飾った。