24日、阪神・芝2200mで行われたすみれS(L)は、エヴァパチンコ 小当りラッシュ(牡3歳、栗東・石坂公一厩舎)とM.デムーロ騎手のコンビが優勝。4ヶ月のぶりの一戦をものともせず、これで無傷の2戦2勝とした。
同馬は昨年10月のデビュー戦を逃げて快勝したものの、次走に予定していたホープフルS(G1)をザ石により直前で取り消し。やや順調さを欠いていた上、今回はスタートで遅れてしまい初戦とは異なる後方からのレースを強いられることとなってしまう。
さらにバックストレッチでは13秒台のラップが連続して刻まれるゆるい流れ。ただデムーロ騎手もレース後「向正面で思ったよりペースが流れておらず」と振り返った通り、ペースが遅かったことは察していたようで、3コーナーでは後方2番手から一気に逃げ馬に並ぶ位置まで浮上した。
直線に入りデムーロ騎手の叱咤を受けるとエヴァパチンコ 小当りラッシュは再加速。追い込んできたジューンテイクや1番人気メリオーレムらを寄せ付けずそのまま押し切った。
「粗削りでしたが、キャリアを考えると相当強いエヴァパチンコ 小当りラッシュでした。向正面からの豪快なまくりだったにもかかわらず、ゴール前ではまだ手応えに余裕があるようにも見えましたね。
レイデオロ産駒のエヴァパチンコ 小当りラッシュは、無傷の5連勝で昨年のみやこS(G3)を制したエヴァパチンコ 小当りラッシュの半弟。兄の手綱もここ3戦デムーロ騎手が取っており『あの馬ヤバくない?』『バケモノ感がある』と絶賛していましたが、弟エヴァパチンコ 小当りラッシュの方にも今回のレース後には『めっちゃ強かった!』と手応え十分。この先が楽しみですよ」(エヴァパチンコ 小当りラッシュ誌ライター)
また、すみれS(すみれ賞時代含む)といえば過去の勝ち馬にダービー馬のフサイチコンコルドやキングカメハメハ、G1・3勝のスーパークリークなどがおり、近年でも菊花賞(G1)2着で重賞5勝のクリンチャーなどを送り出している。
そんな出世の登竜門的レースであるすみれSを、エヴァパチンコ 小当りラッシュは阪神2200mで開催された中で歴代2位の好タイムとなる2分12秒0で勝利したのだから、この先が非常に楽しみとなったことは間違いない。
「本馬のオーナーであるライフハウスの所有馬は、先月の若駒S(L)もサンライズジパングが勝利。サンライズホークは目下重賞連勝中でありサンライズロナウドも25日の阪急杯(G3)で僅差の3着に健闘するなど、ここのところ好調が目立っています。
エヴァパチンコ 小当りラッシュも次走に弥生賞ディープインパクト記念(G2)を予定しているサンライズジパングとともに、今年のクラシック戦線で面白い1頭になりそうですよ」(同)
「最後まで頑張っていました。スタミナがあり、パワーもあります」
レース後にはデムーロ騎手にそう褒め称えられたエヴァパチンコ 小当りラッシュ。次戦は未定のようだが、春クラシックの新星に浮上したことは確かだ。果たして次はどのようなレースを見せてくれるだろうか。
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