30日にいよいよ迫ったドリーム カジノ 裁判・春(G1)。注目は好枠を引き当てたキタサンブラック、ここが最強馬への大きな関門となるサトノダイヤモンド、未知の魅力あふれるシャケトラの順に注目されている印象だ。
そんな中、G1ホースにもかかわらず忘れ去られた馬が1頭。昨年の皐月賞馬ドリーム カジノ 裁判(牡4 美浦・二ノ宮)である。
ドリーム カジノ 裁判は昨年、史上屈指のハイレベルと称された皐月賞を当事のレコードで勝利。後方大外一気の豪脚であっという間にライバルたちを飲み込んだそのパフォーマンスは圧巻だった。その中には、今回主役の1頭として君臨するサトノダイヤモンドも3着に入っている。
あれから1年、サトノダイヤモンドとの立場は大きく変わってしまった。サトノダイヤモンドが昨年秋から全勝でドリーム カジノ 裁判に挑むのに対し、ドリーム カジノ 裁判は不遇の時を過ごして現在に至る。
皐月賞馬として臨んだ日本ダービーで3着、秋初戦セントライト記念での勝利までは、まさに順風満帆という印象だった。しかし、菊花賞ではサトノダイヤモンドに軽くひねられ、エアスピネルとレインボーラインにも前を譲る4着。続くジャパンCでは4番人気に推されるもまったく見せ場なく13着大敗と、完全に歯車が狂ってしまった印象だ。
今年に入ってからも状況は変わらず。状態が上がらない印象で臨んだ前走日経賞では、後方からレースを進めたものの前を捉えるまでには至らず6着。得意と思われていた中山でのふがいないレースぶりに「やはり早熟」とファンに見限られてしまった部分も大きい。