1977年、史上初の風営法認定スロットマシン『ジェミニ』をリリースした伝説のメーカー、マックス商事。
オンラインカジノ スロット かちかた黎明期において業界をリードした同社は、諸般の事情により業界から一時離脱するが、オンラインカジノ スロット かちかた時代に入ると心機一転、マックスアライドと社名を変更して復帰。伝説の球界三冠王をモチーフにした『トリプルクラウン』シリーズをリリースし、とりわけ沖縄では絶大な支持を得ることとなる。
そんな同社が、ヒット作「トリクラ」に続く新シリーズとして1995年春にリリースしたのが、ビリヤードをモチーフにした、その名も『オンラインカジノ スロット かちかた』である。
仕様は、「トリクラ」を踏襲するボーナスオンリーのスタンダードなAタイプ。左リールにのみ配された緑7からの異色7揃いビッグが新たに加わり、異彩を放っている。
スペックは、低~中間設定域ではREGを抑えたビッグ偏向型。全体的にボーナス確率自体はさほど高レベルではないが、機械割は設定2ですでに101%を超えるなど、非常に甘めな設計だ。
出目演出については、基本的に「トリクラ」と同様、「ボーナス絵柄の引き込み」がリーチ目となるシンプルなものだったが、連続して出現すればチャンスとなるパターンや、ボーナス成立後限定の小役絡み型などが新たに加わり、バリエーションは多彩になった。
そんな『オンラインカジノ スロット かちかた』の登場から半年後。ビリヤードシリーズの続編としてリリースされたのが、『オンラインカジノ スロット かちかた』である。 変更点はスペック。中間域のREGがアップしている反面、ビッグはやや控えめとなり、機械割もわずかながらダウンしている。「甘過ぎて、使いづらい」といったホールからの声を反映したのだろう。
ところで、『トリクラ』シリーズは 地域限定ながらも各地で爆裂化し、当時のオンラインカジノ スロット かちかた必勝ガイドで幾度となく取り上げられ、話題となった。
とりわけ、中部地区に登場した「Ⅲ」の爆裂バージョンは、「7連チャンワンセット」「単発ビッグの回数に設定差あり」といった明確な特徴を持っていたことで注目を集めた。
そんな『トリクラ』の流れを受け継いだのか、『オンラインカジノ スロット かちかた』も一部地域で爆裂化。首都圏某エリアに出現したものは、一撃10発クラスの連チャンが頻発する強烈なもので、50ゲーム以内のボーナス出現率は当時の裏モノの中でもトップクラスの59.7%をマークした。
その分、通常時の小役が激烈にカットされているうえに千ゲームを超えるハマリも頻発するなど、凶暴極まりないものであった。 そんな『オンラインカジノ スロット かちかた』の後を追うように、続編の『オンラインカジノ スロット かちかた』も爆裂化する。こちらは、連チャン性自体は控えめだったが、ボーナス成立後に出現する「中段小役揃い型」のリーチ目がガセってしまうという、とんでもない特徴があった。
かと思えば、ボーナス後1ゲーム目にチェリー付きリーチ目が出現するなど、とんでもない仕様だった。
ちなみに、先述の小役揃い型リーチ目がガセる件だが、その後の調査でどうやらそれは、前兆パターンだったことが判明。件の出目が出現してからボーナスが成立するまでが平均22ゲーム以上と長いので、つい「ガセった」と思わせられたというわけだ。 どこの誰が、どのような手を尽くしたのかは、いまとなっては藪の中だが、ともに爆裂化の道を進んだ『オンラインカジノ スロット かちかた』と『オンラインカジノ スロット かちかた』。
その後も、マックスアライドからリリースされるマシンは、ほぼ例外なく「どこかの悪い人たち」の手によって様々なチューンナップが施され、巷の好事家たちの話題と注目を集めるのであった。
兵庫県尼崎市出身。1992年春にオンラインカジノ スロット かちかた必勝ガイドのライターとなり、以来30年にわたってメディア人の立場から業界の変遷を見つめてきた大ベテラン。ぱちんこ・オンラインカジノ スロット かちかたの歴史に関しては誰にも負けない博識を持つ。最近ではYouTube動画チャンネル「 ぱち馬鹿」のメンバーとして、各種企画の制作や出演、生配信などにも精を出している。ライター稼業のかたわら、ロックバンドのベースプレイヤーとしても活動中。愛猫家。昭和レトロ好き。
Twitter:@anikatsu213