11日、中山オンラインカジノmasterカード入金場で行われた中山牝馬S(G3)は、2番人気のスルーセブンシーズ(牝5歳、美浦・尾関知人厩舎)が勝利。2019年の紫苑S(G3)を勝ったパッシングスルーの妹が、姉と同じ中山で重賞初制覇を飾った。
「結構、スムーズでしたね」
またまたC.ルメール騎手だ。ルメール騎手といえば、先週も中山でオーシャンS(G3)を勝ったばかり。昨年、5年間守り続けてきたリーディングジョッキーの座をオンラインカジノmasterカード入金騎手に譲ったフランス人ジョッキーだが、逆襲のシーズンへ早くもエンジン全開といったところか。
2015年にJRAジョッキーとなったルメール騎手だが、昨年は新型コロナウイルス絡みのアクシデントや、騎乗停止処分など公私にわたって苦労した印象だ。
年間騎乗数567回は日本移籍後で最低の数字。4月からのスタートとなった移籍初年度さえ下回っただけに、リーディングを手放したのも無理はないだろう。
5年連続リーディングが途切れた上に、盟友の藤沢和雄調教師も引退。今年44歳を迎えるルメール騎手のモチベーション低下が心配されてもおかしくなかったが、この勝利を含めて31勝は最大のライバル川田騎手を抑えて堂々の首位浮上。毎年、どちらかといえばスロースターターの印象がある騎手だけに、むしろ“逆襲”に燃えている印象すらある。
そんなルメール騎手のリーディング奪還への戦略が垣間見えるのは、徹底した関東参戦だ。
関西の栗東所属のルメール騎手だが、近年は関西よりも関東の方が騎乗数が多く「西の川田、東のルメール」といわれるほど積極的に遠征している。
だが、今年はここまで118回の騎乗で、関西(阪神・中京)はわずか4回。関西遠征が少ないため一部のファンから「引きこもり」などと揶揄される関東のトップジョッキーオンラインカジノmasterカード入金騎手でさえ、ここまで関西で23回騎乗しているのだから、ルメール騎手の徹底ぶりが際立っている。
「今年も年始は休みを取って1月9日から参戦したルメール騎手ですが、徹底して中山か東京で騎乗しています。ちなみに関西に参戦したのは1月14日の土曜中京だけ。4鞍騎乗しましたが、愛知杯(G3)に参戦した関東の堀宣行厩舎のサトノセシルに騎乗するためでした。
関東で騎乗するメリットは、やはり川田騎手を始めとした強敵が少ないことでしょうね。実際の昨年のリーディングトップ10は、横山武史騎手と戸崎騎手と吉田隼人騎手以外の7名が関西所属のジョッキー。激戦区の関西を避けて関東でしっかりと地盤を作っているのが、ルメール騎手の強みの一つだと思います」(オンラインカジノmasterカード入金記者)
「ゴールでもまだ余力がありましたし、上のクラス(G2、G1)でもいけると思います」
レース後、そう勝ち馬を称えたルメール騎手は川田騎手の1番人気アートハウスを抑えての重賞3勝目。この勝利で川田騎手の勝ち星を上回って、リーディングトップの“定位置”に帰還を果たしたが、2人の勝ち星の差はわずか「1」だ。
果たして、2023年のリーディングはルメール騎手の奪還か、それとも川田騎手の連覇か――。新旧の王者が今年も激しい火花を散らす。
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